糖尿病とは?

糖尿病は、血液中の糖が慢性的に多い状態が続く病気です。
身体のエネルギー源である糖を細胞に取り込むインスリンが不足したり、うまく働かなくなったりすることで発症します。
初期は自覚しにくいことが多く、気づかないまま進行してしまうことがあります。
進行すると合併症を引き起こす恐れがあり、生活の質に影響を与えることも少なくありません。
血糖の管理を通じて合併症を防ぎ、すこやかな生活を送るためには、早めの検査と治療の開始が大切です。

Features 当院の糖尿病治療
3つの特徴

当院ならではの糖尿病診療の取り組みをご紹介します

糖尿病は長く付き合っていく病気ですが、早期から適切な治療を続けることで合併症を防ぎ、健康的な日常生活を保つことができます。
当院では、専門性とチーム医療を活かしながら、患者さまお一人お一人に寄り添った診療を心がけています。

  • 資格を持つ専門医による診療

    資格を持つ専門医による診療

    当院では、「日本内科学会 認定医」「日本糖尿病学会 専門医」「日本糖尿病協会 糖尿病認定医」の資格を持つ医師が診療を担当しています。これらは、糖尿病診療において高度な知識と経験を持つ医師のみが取得できる資格です。
    診察では、患者さまの状態や今後の治療についてわかりやすくご説明し、無理なく続けられる治療方針を一緒に考えていきます。
    不安なことやご不明点があれば遠慮なく聞いてください。

  • 検査結果をその日のうちに

    検査結果をその日のうちに

    院内には、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)測定器や血糖測定器を備えており、数分で結果を確認できます。これにより、受診当日に検査結果をふまえた治療方針を相談することが可能になります。尿検査についても自動分析装置を使用し、高精度な測定を行っています。
    その日のうちに結果をご説明できることは、安心して治療を進めるための大きな支えとなります。設備を充実させることで、不安なお気持ちを少しでも早く緩和できるように努めています。

  • チームで支える糖尿病治療

    チームで支える糖尿病治療

    当院には、「日本糖尿病療養指導士(CDEJ)」の資格を持つ看護師と管理栄養士が常勤しています。
    生活習慣を改善する工夫や食事指導、インスリン注射の指導、フットケアまで幅広くサポートできる体制です。
    診察では体調のことだけでなく、ご家族や日常生活のことまで気軽に話していただける雰囲気を大切にしています。医師・看護師・管理栄養士が協力し、前向きに治療を続けられるよう支えてまいりますので、どのようなことでもお気軽にご相談ください。

Symptoms 糖尿病の症状

糖尿病の症状

糖尿病でみられる身体の変化

糖尿病は初期にはほとんど自覚症状がなく、知らないうちに進行することも少なくありません。
症状が現れると、のどの渇きや尿の回数の増加、強い疲労感、体重の減少などがみられることがあります。
これらは加齢や日常の疲れと思われて見過ごされることも多いのですが、糖尿病のサインである場合も。進行を食い止めるためには、早期の発見が大切です。

このような症状・お悩みはありませんか?

  • 水分をとってものどが渇く
  • 夜間に何度もトイレに起きる
  • トイレに行く回数が増えた
  • 疲れやすくなった
  • 体重が急に減った
  • 健康診断で血糖値やHbA1cが高いと指摘された
  • 治療をしているのに血糖値・HbA1cが下がらない
  • 足先がしびれる、よく脚がつる
  • 体重を減らしたいのに思うようにいかない
  • 薬を飲み始めてから体重が増えた、低血糖が不安
  • インスリン療法を勧められたが迷っている

こうした症状がある場合は、ぜひ一度、検査を受けることをおすすめします。

糖尿病の種類

1型糖尿病

1型糖尿病は、インスリンを分泌する膵臓の細胞が壊れてしまい、ほとんどインスリンを作れなくなるタイプです。注射でインスリンを補います。
小児や若年層に多いですが、まれに高齢になってから発症する場合もあります。

2型糖尿病

日本では、糖尿病患者のほとんどがこのタイプです。2型糖尿病には、遺伝や体質に加え、過食・肥満・運動不足・加齢といった生活習慣が影響することで発症します。
中年期の発症が多い傾向にありますが、近年では若年層の発症も増えています。

そのほかの糖尿病

血糖値が上昇しやすい妊娠中に起こる「妊娠糖尿病」は多く、ステロイドなどの薬剤の影響や、遺伝子異常をはじめとするほかの病気が原因となって引き起こされる糖尿病もあります。

Complications 糖尿病の合併症

糖尿病により引き起こされる合併症とは?

糖尿病が長く続くと血管や神経に障害を与え、合併症を引き起こす可能性があります。
代表的なものは神経障害・網膜症・腎症で「三大合併症」と呼ばれます。
さらに、動脈硬化が進むと心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わる病気につながることもあります。
当院では、合併症を予防するために定期的な検査を行い、変化を早めにとらえることを大切にしています。
必要に応じて高次医療機関にご紹介し、連携して治療を進めています。

糖尿病神経障害

糖尿病神経障害

高血糖が続くことで神経が傷つき、手足のしびれや痛み、感覚の低下が起こることがあります。足の筋力が落ちてつまずきやすくなったり、立ちくらみ・便秘・下痢といった自律神経の不調が出たりすることもあるため、早期からの血糖管理が重要です。

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症

眼の奥にある網膜には細い血管が多く集まっています。高血糖が続くことで血管がもろくなり、出血やむくみが生じ、視力の低下につながります。進行すると失明の原因にもなり得るため、定期的な眼科検査が欠かせません。
当院では近隣のクリニックや連携病院の眼科にご紹介し、適切な検査・治療につなげています。

糖尿病腎症

糖尿病腎症

腎臓は細い血管が多く集まる臓器であり、高血糖の影響を受けやすい場所です。初期には症状がありませんが、進行すると尿にたんぱくが出る、足がむくむといった症状がみられます。さらに進行すると腎機能が低下し、老廃物を排出できなくなり、重症化すると人工透析が必要になることもあります。
当院では尿検査を院内で迅速に行い、異常を早期に見つけるよう努めています。

そのほかの合併症について

そのほかの合併症について

糖尿病はこれらの三大合併症のほか、心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患、足の壊疽(えそ)、さらには歯周病などを発症する場合があります。
これらはいずれも生活の質に大きく影響する可能性があるため、血糖コントロールと定期的な検査を続けることが大切です。

Medical treatment 糖尿病の検査・治療

糖尿病の検査や治療の方法

糖尿病の検査・診断

糖尿病の検査・診断

糖尿病の診断には、血糖値やHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の測定が基本です。HbA1cとは、過去1~2ヶ月の平均血糖値を表す数値のことです。
当院では、院内でこれらを迅速に測定でき、結果は受診当日に確認できます。

糖尿病の合併症検査について

糖尿病では、自覚症状がなくても合併症が進んでしまうことがあります。そのため定期的に検査を受け、変化を早めにとらえることが非常に大切です。
当院では、血液検査や尿検査に加え、心電図、血圧脈波検査(ABI・CAVI)などを行い、三大合併症や動脈硬化の有無、進行の程度を確認しています。HbA1cや血糖値は院内で測定できるため、その日のうちに結果をお伝えし、必要に応じて治療方針に反映することが可能です。
また、眼科的な検査やより精密な検査が必要な場合には近隣の眼科や高次医療機関へご紹介し、地域の医療と連携しながら診療を進めています。

糖尿病の治療

糖尿病の治療

治療の柱は、「食事療法」「運動療法」「薬による治療」です。患者さまの生活スタイルや体調に合わせて、無理なく取り入れられるよう工夫していきます。

食事療法

糖尿病治療の基本となる食事療法は、続けやすさが重要です。
当院の管理栄養士が食事内容をうかがい、日常生活に合わせた工夫を一緒に考えていきます。食事制限ではなく、楽しみながら生活習慣を整えられる方法をご提案します。

運動療法

運動は、血糖値の改善や合併症予防に役立ちます。
ただし、年齢や体力によって適した運動は異なります。当院では安全性の高い無理のない運動方法を一緒に検討し、続けやすい形でご提案します。

薬による治療(経口薬・インスリン・GLP-1受容体作動薬)

食事や運動だけでは血糖値の改善が難しい場合に行うのが、薬による治療です。
飲み薬は作用の仕組みや副作用が異なるため、患者さまに合わせて選びます。
また、インスリンが不足している場合には、専用のペン型の扱いやすい注射で補います。当院で使用方法や日常生活での工夫まで丁寧にお伝えしていますので、ご不明点があればご質問ください。

受診をご検討の皆さまへ

受診をご検討の皆さまへ

初診の際には、体調や生活習慣について丁寧におうかがいし、必要な検査を行います。
治療は患者さまお一人お一人に合わせて進めていきますので、ちょっとした不安や気になることも遠慮なくご相談ください。

糖尿病は長く付き合っていく病気ですが、当院では血糖や検査数値の管理にとどまらず、日々の生活やお気持ちを大切にしながら診療を行っています。地域のかかりつけ医として、安心して話せる場を整え、医療を通じて「自分らしい人生をより楽しくすごせるように」、ともに歩んでまいります。
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